Circulating cell-free DNA
リキッドバイオプシー

循環セルフリーDNA

cfDNAから洞察を得ます

セルフリーDNA(cfDNA)は、細胞起源ではないバイオフルイド中に見られるDNAです。これは、簡単な血液検査でがんやその他の疾患のバイオマーカーの検出とモニターに使用できる、リアルタイムな情報を持っています。

cfDNAは、まれな突然変異を伴う低濃度で断片化した状態で見つかることが多く、検出したシグナルに確信を持てる高感度で信頼性の高いツールが必要となります。バイオマーカーの発見、移植、NIPT研究のいずれであっても、当社のcfDNA分離および解析用製品は、必要とされる信頼性の高い結果をもたらします。

貴重なサンプル、とらえどころのないcfDNA

低濃度で検出されるcfDNAは、非進行性、非転移性がんでは、わずか1~2%の循環腫瘍DNA(ctDNA)しか含んでいません。高いバックグラウンドノイズから低濃度のcfDNAを分離するには、大量の開始量を取り扱う必要があります。高感度で信頼性の高い検出と分析を行うには、高い収量と純度が必要です。

高感度検出と絶対定量

cfDNA解析ワークフローの標準化を進めるステップには、最適な純度と収量を確保するための血液保存と自動cfDNA分離が含まれます。最適化されたバイオインフォマティクスパイプラインと酵素エラー率の低減により、cfDNAから変異アレル頻度が低い変異を確実に検出することで、強力な発見が可能になります。超低濃度のcfDNAバイオマーカーのバイオマーカーバリデーションと絶対定量は、dPCRによって2時間以内に再現性のある結果が得られることで達成できます。

cfDNA解析の詳細

採血と安定化から始まり、専用のcfDNA調製から次世代シークエンシングやデジタルPCRによるさまざまなアプリケーションのための統合データ分析ソリューションに至るまで、分子解析ワークフローに沿った包括的なワークフローソリューションは、サンプル量、スループット、アウトソーシングのニーズに合わせ拡張可能です。

ワークフローに沿った製品

サポートが必要ですか?当社のサービスにアクセスしてください

当社のGenomic Servicesを利用すると、下記が可能になります。
  • 社内リソースを迅速かつ便利に拡張
  • 当社の専門知識により、高品質なデータを保証
  • プロジェクトの時間のかかる部分だけ、あるいはSample to Insightの全行程をサポート
  • 専門家に相談し、目標達成に向けた最善の決定を行う
genomic services
Genomic Servicesにお問い合わせください
利用可能なオプションの詳細を確認し、当社の専門家にご相談ください。
さまざまな開始量、処理時間、スループットのニーズに合わせて、さまざまな手動または自動cfDNA分離システムを利用できます。アプリケーションに合わせてcfDNAを分離する最適な製品の組み合わせを選択するには、図を参照するか、dPCRや次世代シークエンシングによるcfDNA解析やデータ解釈システムに関する情報を含むパンフレットをダウンロードしてください。

研究アプリケーション用の製品を選ぶ

診断アプリケーション用の製品を選ぶ

大量の開始量からcfDNAを分離

血漿や尿などの体液中のcfDNAの濃度は通常低く、個人差が大きく、1~50 ng/mlというのが普通です。一般的には、血液採取チューブ1本の全血漿量に相当する4 mlのインプット量を使用します。ターゲットDNA、アプリケーション、ダウンストリームアッセイの感度によって、必要なサンプルインプット量は1~10 mlの範囲でさまざまです。当社は、ダウンストリームのNGSおよびPCR分析で高感度を実現できるように、高速ワークフローと、さまざまなサンプルインプットから比類ないcfDNA濃度を提供するさまざまなcfDNA精製キットをご用意しています。

非常にまれな現象を含むcfDNA溶出液を分析すると想像してみてください。セルフリーDNA解析ワークフローに可能な限り多くの量をインプットしたいと思うかもしれません。EZ2 Connectでの最大8 mlの血漿サンプル処理とQIAcuityでの大量の溶出液ロードを組み合わせます。

2つによりもたらされる力について考えたことがありますか?

EZ2 ConnectとQIAcuityによるcfDNA解析

より多くの量の血清や血漿からcfDNAを分離し、デジタルPCRのような高感度検出法で大量の溶出液をロードすると、より多くロードし、より多く見ることができます。より多くの量を処理すると、より多くのテンプレートcfDNAが得られ、dPCRはより多くの突然変異を検出できます。EZ2 Connectによる簡単なサンプル処理とQIAcuity dPCRシステムを組み合わせることで、この目標を達成できます。

EZ2 Connectでの完全自動化された便利な大量サンプル処理と、QIAcuityでのデジタルPCRを用いた高速かつ高感度な超低量突然変異検出の組み合わせが可能になりました。

2つの力をダウンロード

自分の目で確認
2つの力を実感する最良の方法は、自分で試してみることです。ご自分のラボにデモをご希望の方は、フォームに必要事項をご記入ください。

 cfDNA専門家から学ぶ

ウェビナーを視聴すると、がん研究者やcfDNA解析技術専門家から洞察を得ることができます。ここでは、最も人気のあるcfDNA関連の講演とQ&Aセッションをご用意しました。
  • セルフリーDNA解析 – 現状と見通し
    Ellen Heitzerは、cfDNA解析のさまざまなワークフローを評価するいくつかの研究について紹介しています。cfDNA解析の臨床実施を妨げている問題と今後の可能な方法について論じています。
  • 患者の治療のための液体プロファイリング – いまも議論の的か?
    Dr. Michael Fleischhacker、DRK Kliniken Berlin | Mitte、ドイツ

    「肺がんの予防、診断、治療、およびフォローアップ治療に関するS3ガイドライン」の最新版(2018年2月)は、さまざまな臨床現場でのリキッドバイオプシーの適用を求めています。この事実は、リキッドバイオプシーの有用性を明らかに裏付けるものです。一方で、細胞外核酸に関する基礎知識はいまだにごく限られています。ここでは、この2つのテーマをメインにお話しします。

  • 事前解析の標準化:信頼性の高い診断、研究、およびバイオバンクの秘訣

    Dr. Uwe Oelmueller、QIAGEN、Sample Technologies、欧州Mdx開発責任者、副社長

    患者サンプルが傷付けられると、体外診断、研究および検査結果の信頼性が損なわれたり、評価が不可能になったりすることもあります。この問題に取り組むために、EU Horizon 2020 SPIDA4Pコンソーシアムは、欧州統一規格として22のCEN技術仕様書と、個別化医療ワークフローのためのISO国際標準の策定と施行を進めています。これらの仕様書、ワークフロー、および規格は医療試験機関とその顧客、診断薬の開発・製造業者、規制当局、バイオバンク、およびバイオメディカル研究機関に適用されます。また、結果として生じるサンプルの品質調査を目的とする外部品質保証(EQA)制度の策定も進められています。SPIDIA4Pは、規格の実施をサポートするために幅広い利害関係者の参画を促し、訓練、教育、およびカウンセリングを提供しています。

  • セルフリーcfDNAサンプル処理における標準化
    セルフリーcfDNAを掘り下げる:最大8 mlの血液から自動分離するための本当に簡単なソリューションについて学びます。また、Constanze Kindler Ph.D.から、最大8 mlの血液からcfDNAを分析するための課題と新しいソリューションについてお聞きください。
  • cfDNAの採取/安定化およびサンプル調製
    Martin Schlumpbergerと当社の専門家パネルが、cfDNAを使用する際のサンプルの採取、安定化、処理方法について、質問にお答えします。解析のスタートを成功させるための回答やヒント、コツを紹介します。
  • cfDNAデジタルPCR
    Özlem Karalayと当社のdPCR専門家が、dPCR技術が提供するエキサイティングな分析の機会について深く掘り下げます。cfDNA分析がどれほどの感度と精度になりうるかご確認ください。
  • cfDNAのNGS(一塩基多型、コピー数多型、メチル化マーカー)とデータ解析
    NGSの力を使ってサンプルを分析してみませんか?Peter Hahnと次世代シークエンシングの専門家が、cfDNA解析に関する最終パネルディスカッションであらゆる疑問にお答えします。
  • Ellen Heizer
    セルフリーDNA解析 – 現状と見通し
  • 患者の治療のための液体プロファイリング – いまも議論の的か?
  • 事前解析の標準化:信頼性の高い診断、研究、およびバイオバンクの秘訣
  • Standardization in cell-free DNA sample processing
    セルフリーcfDNAサンプル処理における標準化
  • cfDNA collection/stabilization and sample preparation
    cfDNAの採取/安定化およびサンプル調製
  • Oezlem Karalay
    cfDNAデジタルPCR
  • Peter Hahn
    cfDNAのNGS(一塩基多型、コピー数多型、メチル化マーカー)とデータ解析

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