Enzymes, NGS, Caucasian female in wheelchair pipetting with a Black male and Asian female in background. Laboratory setting
分子生物学のための酵素

反応系のクリーンアップと収量改善

サンプルの精製と処理の迅速化のための適切な酵素を選択する

試薬や反応物が残っていると、ダウンストリームプロセスの妨げになることがあります。次のステップに進む前に、適切な酵素調製物を用いてサンプルをクリーンアップしてください。あまり知られていない添加剤で増幅と転写をスピードアップし、強化します。 

Exonuclease I、DNase I、RNase A、Proteinase K、その他ヌクレアーゼおよびプロテアーゼによるDNAサンプルの酵素クリーンアッ により、SNP解析、次世代シークエンシング、サンガーDNAシークエンシング、バイオプロセス、その他のダウンストリーム解析前に残存するプライマーやヌクレオチド、酵素を除去します。

Proteinase Kは、DNaseやRNaseを含む、タンパク質の消化に幅広く使用されるエンドペプチダーゼです。通常、酵素による消化ステップは核酸の調製中に行われて、分離したDNAやRNAの完全性には影響しません。Proteinase Kは高温下やSDS存在下などさまざまな反応条件下で活性を示します。

Proteinase K NGSグレードは次世代シークエンシングのための核酸調製など要求の極めて厳しいアプリケーションに使用できます。徹底した精製により比活性が向上し、溶解性が著しく向上(2.5倍)し、DNA含有量が0.1 pg/mg以下の優れた純度を示す高品質の酵素製品を実現しました。Proteinase K NGSグレードはエキソヌクレアーゼ、エンドヌクレアーゼ、およびリボヌクレアーゼ不含有です。

TAGZyme DAPase酵素 とTAGZymeシステムにて、固有のDAPaseストップポイントを含むタンパク質(TAGZyme pQE-2ベクターを用いて発現)、またはエンジニアリンググルタミンストップポイントを含むタンパク質からHis-tagを除去します。

残留試薬の分解とクリーンアップに使用できる、清掃係となる幅広い酵素をご用意しています。

ツール、計算ツール、換算ツールをお探しですか?
反応セットアップ、DNAやRNAの質量モル数換算、溶液量の計算に役立つツールがあります。

増幅反応やシークエンシング反応に、PCR阻害物質の影響を打ち消すタンパク質を使用し、特殊なDNA結合タンパク質を付加すると、テンプレートのPCR収量と品質が向上する可能性があります。 バクテリオファージT4(T4gp32)由来のDNA結合タンパク質であるジーン32タンパク質は、数多くの多様なテンプレートでPCR増幅効率を高めます。また、E. coliの一本鎖DNA結合タンパク質(SSB)をDNAシークエンシング反応に用いると、シークエンシングランの分解能が向上します。

RNA調製物の反応に不可欠な無機ピロホスファターゼで処理すると、in vitro転写速度をあげることができます。この酵素はピロリン酸を2つのリン酸分子に開裂し、ピロリン酸がマグネシウムで沈殿するのを防ぎます。

* 高い発エルゴン反応は、好ましくない生化学的変換と結合して、このような変換を完了に導くことができます。

†反応からピロリン酸を除去することで、化学平衡をDNAの合成に向かわせます。この酵素は熱で不活性化することができず、100℃で数時間インキュベートしても完全な活性を保持しています。

UDGを介した鎖開裂は、分子バイオテクノロジーの重要なツールであり、化学的または酵素的に合成した一本鎖および二本鎖DNAを、デオキシウリジンの1回または複数回の取り込みによって制御し、位置特異的に開裂することができます。 

UDG処理は、シークエンスのアーチファクトを低減し、PCRキャリーオーバーを排除し、DNAに特異的ギャップを生成できます。

酵素クリーンアップと収量改善のための酵素を見る

OEMに関心をお持ちですか? 今すぐお問い合わせください。
OEMソリューションでは、刻々と変化を遂げる技術環境におけるで競争優位性をご提供します。目標達成のため、当社の豊富な経験をご活用ください。

アーチファクトの低減と反応クリーンアップに関してよくある質問

お問い合わせはこちらから 
当社の酵素について詳細な情報が必要ですか?  
新しいラボをセットアップしますか?  お近くの営業担当者までぜひお問い合せください