Antisense LNA GapmeRs

LNA技術で強化されたアンチセンスオリゴヌクレオチドを用いたmRNAおよびlncRNAの非常に効果的なノックダウン

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Antisense LNA GapmeR Premium (5 nmol)

Cat. No. / ID:   339517

5 nmol Custom Antisense LNA GapmeR, Premium cell-culture grade, provided in tube format
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OligonucleotidesControl
Antisense LNA GapmeR
Antisense LNA GapmeR Controls
Type
Premium
in vivo Ready
in vivo Large Scale
Standard
Quantity
5 nmol
15 nmol
Antisense LNA GapmeRsは分子生物学的アプリケーション用であり、疾病の診断、予防、あるいは治療に使用することはできません。
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特徴

  • 相補的RNAを標的としたRNase H-による遺伝子分解
  • RISCを介さないのでオフターゲット効果がなく、ストランド特異的ノックダウン
  • in vivo およびin vitro で活性化するため、幅広いモデルシステムでRNA機能解析が可能
  • mRNAおよびlncRNAのノックダウンのためのsiRNAの優れた代替品
  • トランスフェクション試薬を必要とせずに細胞細胞へ導入が可能
  • 様々なコントロールでトランスフェクションやプロトコールの最適化をサポート

製品詳細

Antisense LNA GapmeRは、細胞培養および動物モデルにおいて、lncRNAおよびmRNAのサイレンシングのための非常に強力な一本鎖アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)です。Antisense LNA GapmeR Positive Controls は、脂質ベースのトランスフェクション、エレクトロポレーション、またはそのものを自然に取り込む作用機序の最適化に利用できます。 GapmeRはLNA技術 で強化され、高度で経験的に開発されたアルゴリズムを使用して設計され、優れた性能と高い成功率を提供します。
研究プロジェクトでのお見積り、または弊社専門チームとのプロジェクトについて、ご希望がありましたら、 こちらよりお気軽にご相談ください。

独自のLNAアンチセンスGapmeRをデザインするには、Antisense GapmeR Designer の製品ページをご覧ください。

LNAアンチセンスGapmeRでデザインした結果は、Antisense GapmeR Designer ページにアクセスして、 "View design requests" タブをクリックします。

デザインツールは、QIAGENウェブサイトのアカウントにログイン後、ご利用いただけます。

パフォーマンス

mRNAまたはlncRNAを強力にノックダウン
Antisense LNA GapmeRsを用いたmRNAノックダウンの有効性は、siRNAによる手法に匹敵します( Antisense LNA GapmeRs have higher success rate and potency than siRNAs参照)。これはRISC以外の方法やmiRNA様のものやオフターゲット効果のない方法を模索している研究者にとっては優れた選択肢となります。

lncRNAのサイレンシングの新しい選択肢
lncRNAの機能を喪失させる研究は、いくつかの理由により困難に直面することがあります。多くのlncRNAは、クロマチン修飾酵素が特定のDNA標的と相互作用して転写調節を行います。この作用機序は核内に限定されるので、lncRNAをsiRNAで不活化させるのは非効率といえます。一方、核内に保持されたRNAは、Antisense LNA GapmeRが特に有効です。なぜかといえば、RNase H が核内には潤沢に存在し、Antisense LNA GapmeRはこのRNase Hと効率的に働くからです( Silencing of mRNA and long non-coding RNA using Antisense LNA GapmeRs 参照)。さらにlncRNAはしばしば重複したセンスおよびアンチセンス転写産物を有する複雑な転写を行う遺伝子座に由来することもあります。そのため、鎖特異的ノックダウンは非常に重要であり、Antisense LNA GapmeRはそれらに最適です。Antisense LNA GapmeRは、細胞内局在にかかわらず、様々なlncRNAの効果的なノックダウンを提供します( Efficient knockdown with Antisense LNA GapmeRs, regardless of RNA target type and subcellular localization 参照)。

トランスフェクション試薬が不要
Antisense LNA GapmeRは、そのサイズが小さく、効力および安定性が優れているため、培地から直接細胞に効率的に取り込まれます。 これにより、トランスフェクション試薬を介さないために、細胞毒性を排除しながら、多くの細胞株の標的RNAのノックダウンをすることができます。( LNA GapmeRs can be used without a transfection agent参照)。トランスフェクション試薬を介さないでの取込みは、脂質ベースのトランスフェクションで必要とされるよりも高い濃度のAntisense LNA GapmeRを必要とし、ノックダウン速度はより遅くなります。 通常、Antisense LNA GapmeRでのノックダウンは、約48時間培養後に観察されます。

特異的かつ強力なポジティブコントロール
Antisense LNA GapmeRポジティブコントロールは、実験的に検証されており、幅広い種類の細胞で発現する、さまざまな種類のRNA標的に対して非常に強力な活性を示します。 このコントロールは、異なる細胞内局在を有する、さまざまなRNAで利用でき( Performance of Antisense LNA GapmeR Positive Controls 参照)、ほとんどのアプリケーションで適切なコントロールとして利用することができます。 すべてのAntisense LNA GapmeRポジティブコントロールは、特異性を最大化するように設計され、標的に対して非常に強力な活性を示すように、検証実験を行っています。

生体動物でのRNA機能解析
Antisense LNA GapmeRの優れた薬物動態学的および薬力学的特性は多くの組織や器官で実証がなされています。これらLNAアンチセンスオリゴは、生体内で耐容性が良く in vivo での毒性も低いことが示されています。さらに、短鎖で強い結合を示すAntisense LNA GapmeRは、他のアンチセンスオリゴヌクレオチドにくらべ、より低濃度で高い活性を示します。またLNAのアンチセンスオリゴは、血清にも安定性を示します。

アンチセンスLNA GapmeRは、細胞膜の障壁に浸透し、細胞内および核内の標的と相互作用します。 それらはまた、生きた動物モデルにおける様々な組織でmRNAおよびlncRNAの効果的で持続的なノックダウンを可能にします。 さらに、リポソームまたはカチオン性複合体を使用する試薬は、効率的な in vivo での輸送に必要としないため、作業フローも簡単です。核内に潤沢に存在するlncRNAの in vivo ノックダウンの例を図  Efficient in vivo knockdown with LNA GapmeRs in a broad spectrum of tissues に記します。
図参照

原理

オフターゲット効果のほとんどないmRNAおよびlncRNAの効率的なサイレンシング
Antisense LNA GapmeRは、タンパク質、mRNAおよびlncRNAの機能喪失研究のための強力なツールです。 これらの一本鎖アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)は、相補的RNA標的のRNase Hによる分解を触媒します。 Antisense LNA GapmeRは16ヌクレオチドの鎖長で、両末端にLNAを含む配列、そして中央のLNAを含まない領域(ギャップ)を持つことから「GapmeR」という名前を付けました( A unique short, single-stranded antisense design 参照)。LNAを含む両端の部位は、ターゲットへの結合力はGC含有量に関係なく強化され、さらにヌクレアーゼ耐性も兼ね備えています。中央のDNA「ギャップ」は、ターゲットRNAに結合するとRNase H-によって切断されます。Antisense LNA GapmeRは、修飾されたホスホロチオエート(PS)バックボーンを有し、酵素分解に対する優れた耐性があります。

洗練された設計パラメーター
Antisense LNA GapmeRは、LNAデザインで20年以上の経験を積み重ねた設計ツールを使用して設計されています。 このツールは、各RNAターゲットで、30以上の設計パラメーターを使用して、数千の可能なデザインを評価し、強力で特異的な標的ノックダウンを提供する可能性が最も高いAntisense LNA GapmeRとしています。

主な設計パラメータは次のとおりです:
  • 最適なターゲット配列へのアクセシビリティ ― 設計ツールは、局所二次構造予測に基づいて標的配列を選択
  • アンチセンスオフターゲットの評価 ― GapmeR配列は、ENSEMBLを参照して、スプライシングされた転写物およびスプライシングされていない転写物においてオフターゲットを最小にするような特異的なアンチセンスLNA GapmeRを選択
  • 長さ、Tm、ギャップサイズ、自己相補性、LNAポジションなどを含む最適なオリゴヌクレオチドデザイン

カバレッジ
Antisense LNA GapmeRは、80塩基以上のRNAターゲットに対して設計することができ、用途に応じていくつかの異なるグレードで利用できます:
  • Antisense LNA GapmeR Standard: 標準的な細胞株を用いた複数のデザインの初期試験用。費用対効果の高いLNA GapmeRです。
  • Antisense LNA GapmeR Premium: 純度が保証されたHPLC精製グレードのLNA GapmeRは、ほとんどの細胞アッセイに適しています。また、5 'または3'蛍光標識でも利用できます。
  • Antisense LNA GapmeR in vivo Ready: インビボテストを実施しているプロジェクトには、高品質で生体グレードのLNA GapmeRをおすすめします。また、B細胞、初代細胞株、懸濁細胞など、トランスフェクトが困難な細胞株にもおすすめします。
  • Antisense LNA GapmeR in vivo Large Scale: 様々な精製およびラベリングオプションを備えた大容量の高品質、生体グレードのLNA GapmeRです。
  • Antisense LNA GapmeR Custom Plates: 標準的なLNA GapmeRで、スクリーニングプロジェクトに便利な96ウェルプレートフォーマットで提供されます。

in vivo  研究のための高純度アンチセンスLNA GapmeR
in vivo 研究用のより高純度のアンチセンスLNA GapmeRを提供しています。これらのAntisense LNA GapmeRは、優れた薬物動態学的および薬力学的特性を有し、広範囲の組織において効果的かつ持続的なRNAサイレンシングを提供できます。またそれらは、耐容性が高く、in vivo で低い毒性を示す特徴があります:
  • 高いターゲット親和性:末端に位置するLNAヌクレオチドは、標的に対する親和性を増加させます。
  • 優れた安定性:LNAヌクレオチドとホスホロチオエート主鎖修飾の組み合わせは、生体内で高い安定性をもたらします。 LNA GapmeRはヌクレアーゼ耐性が高く、血清中での半減期も長いです。
  • 短鎖長:LNA修飾により、高い標的親和性の、短い(15–16mer)ギャップマーの設計が可能になります。これは、典型的には約20ヌクレオチド長である従来のギャップマーよりもはるかに短いです。より短いオリゴヌクレオチドは、細胞に備わる摂取機構を介して効率的に取り込まれるので、Antisense LNA GapmeRは、生体動物モデルにおいて非常に有効な手法です。さらに、短いオリゴヌクレオチドは、Toll-like receptorおよび補体系の成分のような、結合タンパク質からの毒性を受けにくいことも有利な点です。
  • 優れた生体内分布:標準的なホスホジエステル骨格を持つオリゴヌクレオチドは尿中に流れて失われますが、PS修飾オリゴヌクレオチドは血流中のアルブミンと結合します。この広範ではあるが低親和性の結合は、腎臓濾過によるPS修飾オリゴヌクレオチドの損失を防止し、広範囲の組織における迅速な取り込みを促進するのに役立ちます。


 
GapmeRs for all stages of an inhibition study
Stage Design Screening in vitroOptimization
in vivoStudies
Requirement
  • High hit rate
  • Potent design
  • Optimal Tm
  • Cost-effective screening
  • Fast and easy procedure
  • Normal cell lines
  • Transfection
  • High quality
  • Difficult cell lines
  • Gymnosis
  • Pre-in vivooptimization
  • Animal-grade purity
  • Large-scale synthesis
Solution Online GapmeR design tool Antisense LNA GapmeR Standard or GapmeR Custom Plates Antisense LNA GapmeR Premium Antisense LNA GapmeRin vivoReady Antisense LNA GapmeRin vivoLarge Scale


Overview of Antisense LNA GapmeR products
Product Cat. no. Purity Amount PS Standard
desalting
HPLC Na+
exchange
Available with
3' and 5' FAM
Antisense LNA GapmeRStandard 339511
339512
No purity guarantee 5 nmol
15 nmol
yes yes no no yes
Antisense LNA GapmeRPremium 339517
339518
≥75% 5nmol
15 nmol
yes no yes no yes
Antisense LNA GapmeRin vivoReady
339523
339524
≥75%
5nmol
15nmol
yes
no
yes
yes
yes
Antisense LNA GapmeRin vivoLarge Scale 339532 Custom Custom, from
5 mg to 1 kg
yes yes/no yes/no yes/no yes
Antisense LNA GapmeR Custom Plates 339530 No purity guarantee 0.2 nmol yes yes no no no
図参照

操作手順

Antisense LNA GapmeRは、主としてそれらによって発現を阻害することで生じる生物学的結果を評価することで、標的としたmRNAまたはlncRNAの機能を研究するのに使用されます。 mRNAまたはmRNAのサイレンシングの効果は、細胞増殖、細胞分化、またはアポトーシスなどをモニターする多くの研究に利用することができます。遺伝子発現への影響は、RNAまたは推定タンパク質標的のレベルで測定することもできます。アンチセンスLNA GapmeRを再懸濁後、トランスフェクション試薬を使用して、または細胞そのものの機能(gymnosis)を利用して細胞に導入し、その後の適切な時期に表現型効果を評価します。

 in vivo  でのアンチセンスLNA GapmeRのグレードは、蛍光色素または他ラベルが利用可能です。それらはNa塩で乾燥して配送され、PBSに溶解すればそのまま使うことができます。ご希望の品質でお届けすることも、前臨床毒性試験やヒト試験に必要な文書を添付することも可能です。GapmeRは適切な溶媒に再懸濁後、ナノ粒子またはリポソーム中の高価な製剤を必要とすることなく、全身に直接注射することができます。 LNA GapmeRは、様々な経路(皮下、静脈内、腹腔内など)で投与することができます。詳細は、in vivo  ガイドラインを参照してください。

アプリケーション

Antisense LNA GapmeRは、タンパク質、mRNA、およびlncRNAの機能喪失の研究に強力なツールとなります。

Antisense LNA GapmeR Positive Controlsは、細胞培養に効果的に送達されると、ターゲットのRNAを強力にノックダウンするので、脂質ベースのトランスフェクションまたはエレクトロポレーション条件の最適化に非常に有用です。それらはまた、特定の細胞株の摂取不能性を試験するのにも利用できます。

動物モデルでのRNA機能は、Antisense LNA GapmeRによるRNAサイレンシングの生物学的影響を研究することによって推測することができます。このような研究は、いくつかのヒト疾患においてlncRNAによる重要な役割を明らかにしています。

裏付けデータと数値

リソース

キットハンドブック (1)
MSDS (1)
Download Safety Data Sheets for QIAGEN product components.
パンフレット (1)
Safety Data Sheets (1)
Certificates of Analysis (1)
Brochures & Guides (1)
Kit Handbooks (1)

Publications

p53 induces formation of NEAT1 lncRNA-containing paraspeckles that modulate replication stress response and chemosensitivity.
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Long noncoding RNA Chast promotes cardiac remodeling.
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The LINK-A lncRNA activates normoxic HIF1α signalling in triple-negative breast cancer.
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Long noncoding RNA MALAT1 regulates endothelial cell function and vessel growth.
Michalik KM; You X; Manavski Y; Doddaballapur A; Zörnig M; Braun T; John D; Ponomareva Y; Chen W; Uchida S; Boon RA; Dimmeler S;
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FAQ

Does QIAGEN offer an anti-GFP gapmer control?