Cat. No. / ID: 77144
exoRNeasy プロトコールは超遠心に比べて迅速であることに加え、より高純度な分離が可能です。期待されるサイズのインタクトな細胞外小胞(EVs)がexoEasy と超遠心の両方で得られるものの、超遠心操作においては予想されるEVs のサイズや形体とは異なる小さな構造物も同時に回収されていることを走査電子顕微鏡の結果が示しています。(図 超遠心操作の場合と比べ、exoEasy メンブレンからの溶出液はインタクトな細胞外小胞(EVs)が高純度で含まれていることが示される)。
さらに、exoRNeasy と従来の超遠心で得られた大小それぞれのRNA はBioAnalyzer での解析において、類似したサイズを示しています(図 exoRNeasyにより血漿中の細胞外小胞(EVs)からRNA を単離し、サイズ解析を行った)。
exoRNeasy プロトコールで精製したRNA およびexoEasy カラムからのフロースルーでのRT-qPCR実験によって、最終的にexoRNeasy で得られるRNA が、血漿中のmRNA や、EVs 中のmiRNA で有る事が確認されました(図 exoRNeasy による血漿中の細胞外小胞(EVs)特異的なmRNA とmiRNA の回収)。