RT2 RNA QC PCR Arrays
PCRアレイによる解析を行なう前のRNA品質評価
PCRアレイによる解析を行なう前のRNA品質評価
RT² RNA QC PCR Arrayは、既製あるいはカスタムRT2 Profiler PCR Arrayで解析を行なう前に、ヒト、マウス、ラット、イヌ、アカゲザルのRNAサンプルを品質評価するために設計されています。アレイには、RNA分解度、逆転写とPCR増幅の阻害物質、ゲノムDNAと一般的なDNAのコンタミをテストするためのPCRコントロールが入っています。
RT2 RNA QC PCR Array(ヒト、マウス、ラット、イヌ、アカゲザル用)は既製またはカスタムRT2 Profiler PCR Arrayで解析を実施する前に、RNAサンプルの品質を評価するために設計されています。アレイには、RNA分解度、逆転写とPCR増幅の阻害物質、ゲノムDNAと一般的なDNAのコンタミをテストするためのPCRコントロールが入っています(下記参照)。これらのコントロールのいずれかで良好な結果が得られない場合は、RNAがSYBR® GreenベースのリアルタイムPCR実験で偽陽性あるいは偽陰性結果を引き起こす可能性があります。
RT2 RNA QC PCR ArrayはリアルタイムPCR結果の信頼性を高めます。1枚のプレートで最大12サンプルまでのRNAの品質管理を同時に実行することが可能な本製品は、全研究にわたり多数のサンプルの整合性を確実にするのに特に有用です。RNAサンプルの品質テストにRT2 RNA QC PCR Arrayを使用することにより、品質の低いサンプルへのマスターミックスとPCRアレイの無駄な消費を回避することができます。
RT² RNA QC PCR Arrayには以下のようなコントロールが入っています
RT² RNA QC PCR Arrayのコントロールエレメントすべてを正確に解析するためには、RT² First Strand Kitを用いて、トータルRNAからcDNAテンプレートを合成する必要があります。
ヒト、マウス、ラット、イヌ、アカゲザル用のRT2 RNA QC PCR Arrayを以下のフォーマットからお選びいただけます。
各cDNAテンプレート(RT2 First Strand Kitを用いて作製)とPCRマスターミックスを、HK1、HK2、GDC、RTC、および二つのPPCウエルの一つに、同じ容量で混和します。各RNAサンプルをPCRマスターミックスと混和し、サンプルのNRTウエルに添加します。リアルタイムPCRサイクリングプログラムを実行する前に、希釈したPCRマスターミックスをNTCおよびPPCのもう一つのウェルに添加します。
ヒト、マウス、ラット、イヌ、アカゲザル用のRT² RNA QC PCR Arrayは、RT2 Profiler PCR Arrayを用いたリアルタイムPCRベースの遺伝子発現解析を行なう前に、RNAサンプルの品質を評価するのに適しています。