Cat. No. / ID: 249955
QuantiNova LNA PCR フォーカスパネルは、加水分解プローブベースのqPCRにより、ヒト、マウス、ラットのそれぞれにおいて150以上のパスウェイを迅速かつ信頼性高く遺伝子発現解析することができます。 LNA技術により、至適Tm のプライマーを短く設計できるため、特異性の高い配列をターゲット上で柔軟に設定できます。徹底的な設計の検証により、高いパフォーマンスが保証されています。QuantiNovaケミストリーにより最適化されたシンプルワークフローは、わずか2時間で結果を提供し、室温での安定性によりセットアップの自動化や解析開始時間の自由度が広がります。 また、フォーカスパネルのアッセイからカスタマイズ可能なフレキシブルパネルや、事前に設計されたアッセイやカスタムアッセイを選択できるカスタムパネルも用意しています。
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現在、ヒトおよびラットのフォーカスパネルが利用可能ですが、マウスのフォーカスパネルも近日発売予定です。
QuantiNova LNA PCR フォーカスパネルのアッセイは、厳しい設計基準とラボで検証されたアルゴリズムを使用して開発されました。 LNA設計の20年の経験により、洗練されたLNA設計アルゴリズムを最適化できるようになりました。50を超えるさまざまなパラメーターを組み込んで、ターゲット検出の最適なアッセイを保証します。各プライマー ・ プローブセットは、信頼性が高く正確な結果を得るために、高い特異性と効率を提供します。 LNAにより、パネル全体としてTm の標準化も容易に可能になり、プライマーの結合親和性とアッセイの感度および特異性が劇的に向上しました。
感度の向上により、1 RNA分子までの優れた増幅効率が保証され、微量のサンプルからlncRNAなどの少量のターゲットを簡単に検出できるようになります(図 QuantiNova LNA Probe PCR Assays provide accurate, sensitive and linear quantification of targets over a wide dynamic range と QuantiNova LNA Probe PCR Assays enable both high-expression and low-expression detection of mRNA 参照)。 LNAの巧妙な配置による特異性の向上と高いS / N比が得られ、1塩基のみが異なる配列の識別と、非特異的な増幅やプライマーダイマーの形成が排除されます。
LNA塩基の高い結合親和性により、転写物上でのプライマー・プローブの配置の柔軟性が高まるため、設計の自由度が向上し、他の方法では難しいターゲットのアッセイを構築できます。 これにより、AUが豊富なターゲット、存在量の少ない転写産物、高い二次構造を持つターゲット、非常に複雑なサンプルであっても、ターゲットの識別と信頼性の高い定量が可能になります。
QuantiNova LNA プローブPCRフォーカスパネルは、FAM標識の加水分解プローブによる検出を行います。これは目的のPCR産物のみを検出できるため、高い検出感度と精度の両立がなされます。プローブベースの検出は、非特異的なPCR産物やプライマーダイマーのような、競争阻害やパフォーマンスの低下につながる不適切なPCR増幅を抑制して高いPCR特異性を示すことができます。QuantiNova LNA プローブPCR システムは、すでに非特異的な増幅を回避するように最適化されていますので、安心して正確かつ高感度な検出系をご利用いただけます。
QuantiNova LNA プローブPCRフォーカスパネルには、関連するパスウェイまたは疾患に焦点を当てた主要な遺伝子が含まれています。 事前に設計されたアッセイは、独自のアルゴリズムを使用して設計されており、最も感度が高く、正確で効果的な解析を提供します。 ほとんどのアッセイは、可能な限りイントロンにまたぎ、目的のRNAのみを検出するように設計されています。 イントロンをまたがないアッセイは、ターゲットに1つのエクソンがある場合などになりますが、不要なシグナルはQuantiNova Reverse Transcriptionキットに含まれるgDNA除去ステップにより容易に除去・低減できるように設計されています。
QuantiNova LNA プローブPCR フォーカスパネルは、96ウェルプレート、384ウェルプレート、および100ウェルディスクのフォーマットで利用可能で、疾病またはパスウェイに関連する84遺伝子と複数のリファレンス遺伝子により遺伝子発現の定量的解析をします。 各フォーカスパネルには、次のコントロールが含まれています:
購入プレート数量 | ディスカウント(%) |
1–5 | 0 |
6–11 | 25 |
12–23 | 40 |
24+ | 55 |
GeneGlobeデータ解析センターの無料のWebベースのデータ解析ツールは、使いやすいウィザードが含まれており、データの標準化と解析を指示に従って選択するだけで、論文や学会発表に対応した結果の図を作成できます。
QuantiNova LNA プローブPCRフォーカスパネルは、定評のあるQuantiNovaケミストリーに最適化されています。そしてQuantiNova Reverse Transcriptionキットによる逆転写で最良の結果が得られるように設計されています。得られたcDNAは、パネルのアッセイとQuantiNova LNA プローブPCR キットのマスターミックスで定量解析が行えます。
1ステップqRT-PCRの場合は、反応条件をさらに最適化する必要がないQuantiNova プローブRT-PCRキットがおすすめです。 単純にRNAテンプレートを、RT-Mixマスターミックスとアッセイを混ぜるだけで、アッセイパネルでの解析を始められます。
迅速かつ簡単なワークフローは、作業時間を最小にしてわずか2時間で結果を手に入れられます。さらに作業の自動化をすればさらに時間と労力を最小化することが可能です。シンプルなプロトコールは、いずれのqPCR装置とも互換性があります(図 QuantiNova LNA Probe PCR Assays deliver consistent performance across all thermal cycler instruments 参照)。さらに、RTステップで生成されたcDNAはQuantiNova LNA プローブPCRシステム全体で使用できるため、研究ニーズに応じてアッセイからパネルへのシームレスな移行が可能になり、時間とサンプルを節約できます。
Reverse transcription: QuantiNova Reverse Transcription キット
qPCR mastermix: QuantiNova プローブPCR キット
One-Step qRT-PCR (オプション): QuantiNova プローブRT-PCR キット
アッセイまたはパネル:
QuantiNova LNA プローブPCRフォーカスパネルは、次のようなアプリケーションに非常に適しています: