QuantiNova LNA プローブPCR フレキシブルパネル

LNA を使用したプローブベースのPCR による、パスウェイ
または疾患特異的遺伝子の詳細な発現解析のために

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QuantiNova LNA プローブPCR フレキシブルパネルは分子生物学的アプリケーション用であり、疾病の診断、予防、あるいは治療に使用することはできません。
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QuantiNova LNA プローブPCR フレキシブルパネル

Cat. No. / ID:   249965

市販の96または384ウェルサイクラーに対応した、フォーカスパネルのアッセイをお好みのレイアウトに選択・搭載したプレート。最小注文単位は、レイアウトに応じて4~12プレート。6枚、12枚、24枚以上の同時注文でプレート単価が最大50%割引される段階的価格設定

特徴

  • 既製のフォーカスパネルのアッセイを組み合わせて作る自分だけのパネル
  • 直感的ウェブツールを利用して簡単にオンライン注文
  • LNA プライマーとFAM 標識された加水分解プローブによる優れた感度と特異性
  • 室温での安定性による自動化への対応
  • QuantiNova プローブPCRキットを使用すれば、わずか2時間で堅牢で再現性のある結果が得られます

製品詳細

QuantiNova LNAプローブPCRフレキシブルパネルは、加水分解プローブベースによるqPCRで、迅速かつ信頼性の高い遺伝子発現プロファイリングを可能にします。それは既存のフォーカスパネルをもとにアッセイを入れ替えたりして、新しいパネルを作るだけです。LNA 技術により、至適Tm のプライマーを短く設計できるため、特異性の高い配列をターゲット上で柔軟に設定できます。徹底的な設計の検証により、高いパフォーマンスが保証されています。QuantiNova ケミストリーにより最適化されたシンプルワークフローは、わずか2時間で結果を提供し、室温での安定性によりセットアップの自動化や解析開始時間の自由度が広がります。また、設計済みのアッセイやカスタムアッセイでお客様だけの完全カスタム設計のパネルを作成することもできます。

本製品に関する技術的お問い合わせはこちら から。

パフォーマンス

優れたqPCR パフォーマンスのためのLNA 技術

QuantiNova LNA プローブPCR フレキシブルパネルのアッセイは、厳しい設計基準とラボで検証されたアルゴリズムを使用して開発されました。LNA 設計の20年の経験により、洗練されたLNA設計アルゴリズムを最適化できるようになりました。50を超えるさまざまなパラメーターを組み込んで、ターゲット検出の最適なアッセイを保証します。各プライマー/プローブセットは、信頼性が高く正確な結果を得るために、高い特異性と効率を提供します。LNA により、パネル全体としてTm の標準化も容易に可能になり、プライマーの結合親和性とアッセイの感度および特異性が劇的に向上しました。

感度の向上により、1 RNA分子までの優れた増幅効率が保証され、微量のサンプルからlncRNAなどの少量のターゲットを簡単に検出できるようになります(図 QuantiNova LNA Probe PCR Assays provide accurate, sensitive and linear quantification of targets over a wide dynamic range QuantiNova LNA Probe PCR Assays enable both high-expression and low-expression detection of mRNA 参照)。LNA の巧妙な配置による特異性の向上と高いS / N比が得られ、1塩基のみが異なる配列の識別と、非特異的な増幅やプライマーダイマーの形成が排除されます。

LNA 塩基の高い結合親和性により、転写物上でのプライマー・プローブの設計位置の柔軟性が高まるため、設計の自由度が向上し、他の方法では難しいターゲットのアッセイを構築できます。これにより、AUが豊富なターゲット、存在量の少ない転写産物、高い二次構造を持つターゲット、非常に複雑なサンプルであっても、ターゲットの識別と信頼性の高い定量が可能になります。

図参照

原理

加水分解プローブによる高いパフォーマンス

QuantiNova LNA プローブPCR フレキシブルパネルは、FAM 標識の加水分解プローブによる検出を行います。これは目的のPCR 産物のみを検出できるため、高い検出感度と精度の両立がなされます。プローブベースの検出は、非特異的なPCR 産物やプライマーダイマーのような、競争阻害やパフォーマンスの低下につながる不適切なPCR 増幅を抑制して高いPCR 特異性を示すことができます。QuantiNova LNA プローブPCR システムは、すでに非特異的な増幅を回避するように最適化されていますので、安心して正確かつ高感度な検出系をご利用いただけます。

既製のフォーカスパネルのアッセイを選択

QuantiNova LNA プローブPCR フレキシブルパネルには、関連するパスウェイまたは疾患に焦点を当てた主要な遺伝子が含まれています。事前に設計されたアッセイは、独自のアルゴリズムを使用して設計されており、最も感度が高く、正確で効果的な解析を提供します。ほとんどのアッセイは、可能な限りイントロンにまたぎ、目的のRNA のみを検出するように設計されています。イントロンをまたがないアッセイは、ターゲットに1つのエクソンがある場合などになりますが、不要なシグナルはQuantiNova Reverse Transcription キットに含まれるgDNA 除去ステップにより容易に除去・低減できるように設計されています。

フレキシブルパネルとカスタムパネル

QuantiNova LNA プローブPCR フレキシブルパネルはカスタマイズ可能な製品で、96ウェルプレート、384ウェルプレート、および100ウェルディスクフォーマットで提供され、各プレートに最大96の異なるアッセイを搭載することができます。フレキシブルパネルは、利用可能なフォーカスパネルのアッセイのみを搭載させることができます。ウェブツールのカスタムビルダーを使えば、既存のフォーカスパネルのプレートコンテンツを読み込み、アッセイを簡単に入れ替えて、自分だけのプレートを設計することができます。フォーカスパネルには、リファレンス遺伝子アッセイおよびコントロールも追加できます。

QuantiNova LNA プローブPCR カスタムパネルは完全カスタマイズ可能な製品であり、96ウェルプレート、384ウェルプレート、および100ウェルディスクフォーマットで、すべてのプレートレイアウトが利用できます。ウェブツールのカスタムビルダーを使えば、独自のターゲットリストをアップロードし、選択した設計済みまたはカスタムのアッセイをプレートに自由に追加できます。リファレンス遺伝子やコントロールアッセイおよびコントロールも追加できます。

 
利用可能なプレートレイアウト、最小注文数量およびプレート数による割引設定
プレートフォーマット プレート当たりのアッセイ数 基本レイアウト 最小注文数量
96 ウェルプレートまたは
100 ウェルディスク
8 アッセイ 8 アッセイ x 12 サンプル 4 プレート
12 アッセイ 12 アッセイ x 8 サンプル 4 プレート
16 アッセイ 16 アッセイ x 6 サンプル 4 プレート
24 アッセイ 24 アッセイ x 4 サンプル 4 プレート
32 アッセイ 32 アッセイ x 3 サンプル 4 プレート
48 アッセイ 48 アッセイ x 2 サンプル 4 プレート
96 アッセイ 96 アッセイ x 1 サンプル 6 プレート
384 ウェルフォーマット 8 アッセイ 8 アッセイ x 48 サンプル 6 プレート
12 アッセイ 12 アッセイ x 32 サンプル 6 プレート
16 アッセイ 16 アッセイ x 24 サンプル 6 プレート
24 アッセイ 24 アッセイ x 16 サンプル 6 プレート
32 アッセイ 32 アッセイ x 12 サンプル 6 プレート
48 アッセイ(水平型) 48 アッセイ x 8 サンプル 6 プレート
48 アッセイ (垂直型) 48 アッセイ x 8 サンプル 6 プレート
64 アッセイ 64 アッセイ x 6 サンプル 6 プレート
96 アッセイ 96 アッセイ x 4 サンプル 6 プレート
128 アッセイ 128 アッセイ x 3 サンプル 適用なし
192 アッセイ 192 アッセイ x 2 サンプル 適用なし
384 アッセイ 384 アッセイ x 1 サンプル 適用なし
 
プレート注文数量 割引率
1~5 0
6~11 15
12~23 30
24+ 50

 

無料のデータ解析ツール

GeneGlobeデータ解析センター の無料のWeb ベースのデータ解析ツールは、使いやすいウィザードが含まれており、データの標準化と解析を指示に従って選択するだけで、論文や学会発表に対応した結果の図を作成できます。

操作手順

1ステップまたは2ステップ qRT-PCR の選択

QuantiNova LNA プローブPCR フレキシブルパネルは、定評のあるQuantiNova ケミストリーに最適化されています。そしてQuantiNova Reverse Transcription キットによる逆転写で最良の結果が得られるように設計されています。得られたcDNA は、パネルのアッセイとQuantiNova プローブPCR キットのマスターミックスで定量解析が行えます。

1ステップqRT-PCR の場合は、反応条件をさらに最適化する必要がないQuantiNova プローブRT-PCR キットがおすすめです。単純にRNA テンプレートを、RT-Mix マスターミックスとアッセイを混ぜるだけで、アッセイパネルでの解析を始められます。

迅速かつ簡便なワークフロー

迅速かつ簡単なワークフローは、作業時間を最小にしてわずか2時間で結果を手に入れられます。さらに作業の自動化をすればさらに時間と労力を最小化することが可能です。シンプルなプロトコールは、いずれのqPCR 装置とも互換性があります(図  QuantiNova LNA Probe PCR Assays deliver consistent performance across all thermal cycler instruments 参照)。さらに、RTステップで生成されたcDNA はQuantiNova LNA プローブPCR システム全体で使用できるため、研究ニーズに応じてアッセイからパネルへのシームレスな移行が可能になり、時間とサンプルを節約できます。

QuantiNova LNA プローブPCRシステムを始めるのに必要なもの

Reverse transcription:QuantiNova Reverse Transcription キット

qPCR mastermix:QuantiNova Probe PCR キット

One-Step qRT-PCR(オプション):QuantiNova Probe RT-PCR キット

アッセイまたはパネル:

  • QuantiNova LNA プローブPCR アッセイ
  • QuantiNova LNA プローブPCR リファレンスアッセイ
  • QuantiNova LNA プローブPCR カスタムアッセイ
  • QuantiNova LNA プローブPCR フォーカスパネル
  • QuantiNova LNA プローブPCR lncRNA フォーカスパネル
  • QuantiNova LNA プローブPCR カスタムパネル
  • QuantiNova LNA プローブPCR フレキシブルパネル
図参照

アプリケーション

QuantiNova LNA プローブPCR フレキシブルパネルは、次のようなアプリケーションに非常に適しています:

  • mRNA およびlncRNA 発現分析、プロファイリングおよび定量化
  • RNA-seq 遺伝子発現データの検証
  • 遺伝子発現プロファイリング
  • シグナルとパスウェイの解析
  • LNA GapmeR またはsiRNA による遺伝子発現ノックダウンの確認
  • 疾患関連のバイオマーカーのスクリーニング、同定、検証を含むバイオマーカーの開発
  • 遺伝子発現に関連する表現型の変化のモニタリング

裏付けデータと数値

リソース

キットハンドブック (1)
QuantiNova LNA Probe PCR Handbook
クイックスタートプロトコール (1)
MSDS (1)
Download Safety Data Sheets for QIAGEN product components.
Safety Data Sheets (1)
Certificates of Analysis (1)