QIAprep High-Throughput Plates

• 精製の合理化
• 70分以内にすぐに使用できるプラスミドDNA
• 分子生物学グレードのプラスミドDNAの再現性ある収量

QIAprep 96 Turbo PlatesとTurboFilter 96 Platesは、シークエンシング、クローニング、PCRなどのルーチン分子生物学アプリケーションで使用する最大20 µgの高純度プラスミドまたはコスミドDNAを分離するように設計されています。QIAprep 96 Turbo手順はすべて96ウェルフォーマットで実行されるため、サンプルの取り扱いが最小限に抑えられます。

QIAprep 96 PlatesとTurboFilter 96 Platesを併用すると、ウェルあたり最大20 µgの分子生物学グレードのプラスミドDNAを自動精製できます。

QIAprep 96 platesには、高濃度カオトロピック塩存在下で最大20 µgのDNAを結合する独自のシリカメンブランが含まれており、少量の低塩バッファーで溶出が可能です。QIAprepメンブレン技術により、時間のかかるフェノール-クロロホルム抽出やアルコール沈殿、緩んだ樹脂やスラリーによる問題や不都合が解消します。QIAprep 96 platesから溶出した純粋なプラスミドDNAは、沈殿、濃縮、脱塩の必要がなく、すぐに使用できます。

TurboFilter 96 platesは、高濃度のカオトロピック塩存在下で生成した細菌溶解物を迅速に除去できるように特別に設計された非対称フィルターユニットです。粗細菌溶解物は、TurboFilter 96 plateで真空ろ過されるので、遠心分離が不要です。粒子を含まない溶解物はTurboFilter 96 plateのウェルに直接流れ込み、精製と溶出の準備が整います。TurboFilterテクノロジーはQIAprepプラスミド精製を合理化し、BioRobot 8000とUniversal Systemでの手順を完全に自動化できます。

QIAprep High-Throughput Platesを用いるプラスミド精製は、単純な結合-洗浄-溶出の手順で行われます。まず、細菌培養物を溶解し、TurboFilter platesでろ過して溶解液を除去します。除去した溶解物はQIAprep 96 plateのウェルに直接流れ込み、そこでプラスミドDNAがシリカメンブレンに吸着します。不純物が洗い流され、純粋なDNAが少量の溶出バッファーまたは水に溶出します。

QIAprep 96 Turbo PlatesとTurboFilter 96 Platesを併用すると、下記のようなほとんどのアプリケーションにおける使用に適した、再現性のある収量の純粋なプラスミドDNAが得られます。

• シークエンシング
• 制限酵素消化
• スクリーニング
• ライゲーション
• 形質転換