Cat. No. / ID: 333932
QIAseq Multimodal Panels は、DNA およびRNA のターゲットエンリッチメント用のライブラリー調製が同一ワークフローで可能です。2つの別々のワークフローが不要なため、ライブラリー調製にかける時間を最小限にすることができ、複数バイオマーカー探索のために、貴重なサンプルを最大限に生かすことができます。
NGS の試薬、装置およびバイオインフォマティクスの進歩により、生体サンプル中の DNA と RNA の変化について効率的に調べることが可能になっています。しかしながら、従来法では抽出後の DNA と RNA を別々のワークフローでライブラリー調製する必要があり、これには次のような課題があります。
現状の課題を克服するために、QIAseq Multimodal Panelsは、全核酸(DNA+RNA)から、Unique Dual Index (UDI)に対応した DNA や RNA イルミナシークエンサー用ライブラリーを一つのワークフローで構築します。さらに、低収率、低品質な生体サンプルでも使用できるよう設計されています。
QIAseq Multimodal Panels のワークフローにより、わずか一日でシークエンシングに使えるライブラリーを作製できます。ライブラリーのインサート長はおよそ150 bp なので、FFPE 由来サンプルのような低品質サンプルにも高い互換性のあるワークフローとなっています。
QIAseq Multimodal Panels を使用すると、全核酸から一つのワークフローで DNA や RNA のバイオマーカーを正確に検出できます。QIAseq Multimodal Panels の DNA と RNA のバイオマーカーを同時に検出するワークフローで得られる結果の正確性は、2つの既存製品(QIAseq Targeted DNA Panels と QIAseq Targeted RNAscan Panels)による別々のワークフローとの比較データによって示されています。
QIAseq Multimodal Panels を使用すると、一つのワークフローを用いて、全核酸から下記のようにさまざまなバイオマーカーを調べることができます。全核酸は、QIAseq Multimodal Panels 用に最適化されたプロトコールにより精製可能です。全核酸の精製プロトコールは、QIAseq Multimodal Panels のハンドブック内に記載されたリンクより入手可能です。
DNA から:
RNAから: