QIAsymphony DNA Investigator Kit

QIAsymphony SP機器上での1–96個のサンプルからのDNAの自動精製向け

✓ オンライン注文による24時間年中無休の自動処理システム

✓ 知識豊富で専門的な製品&テクニカルサポート

✓ 迅速で信頼性の高い（再）注文

QIAsymphony DNA Investigator Kit (192)

Cat. No. / ID: 931436

ケースワークサンプルおよび標準サンプルのそれぞれ200 µlの192個の調製物用：試薬カートリッジ2個、酵素ラック2個、および付属品

￥131,000

The QIAsymphony Investigator Kit is intended for molecular biology applications in forensic, human identity, and paternity testing. This product is not intended for diagnosis, prevention, or treatment of a disease.

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特徴

法医学およびヒト個人識別サンプルからの精製
微量のケースワークサンプルからより効率的な収率
より高い信号対雑音比
使いやすい新規の充填済み試薬カートリッジ
標準化されたプロセッシングを通じた高い再現性

製品詳細

QIAsymphony DNA Investigator Kitは、QIAsymphony SP上でスワブ、フィルター、ケースワークまたは犯罪現場のサンプル、および血液など、1～96サンプルからのゲノムDNAの自動精製を実現します。精製は効率的であり、精製したDNAは、定量的PCRやSTR解析などのダウンストリームの分析で優れた性能を発揮し、高い信号対雑音比が得られます。QIAsymphony DNA Investigator Kitは、ISO 18385の要件を満たしています。

パフォーマンス

QIAsymphony DNA Investigator Kitは、非常に少ない量のサンプル材料からでも、効率性の高いDNA精製を実現します。最大1000 µlまでのサンプルインプット量と、わずか30 µlの溶出量の組み合わせで、広がった染みなど、広範なサンプルの種類から高感度のDNA検出が可能です。

原理

QIAsymphony DNA Investigator Kitは、ゲノムDNAやミトコンドリアDNAの高速で効率的なシリカベースの精製を磁性粒子の容易な取り扱いと組み合わせています（図「」を参照）。革新的で、すぐに使える試薬カートリッジは、精製手順に必要な磁性粒子とすべての試薬を充填済みであり、QIAsymphony SPによって自動的に開き、環境汚染のリスクを最小限に抑えるのに役立ちます（図「」を参照）。作業台のセットアップは迅速で、貴重な時間を節約します。「試薬および消耗品」のドロワーに最大2個の試薬カートリッジを設置するだけです。試薬カートリッジは、同じキットから、あるいは異なるキットから使えて、96個のサンプルの同じランの中で、異なる精製手順の実行を可能にします。選択された数のサンプル分だけの試薬量を使用して、完全な費用管理ができます。柔軟性向上のために、DNAは、30～400 µlの水またはBuffer ATE（改良TEバッファー）の量で溶出できます。

図参照

磁性粒子の効率的な処理

充填済み密封試薬カートリッジ

操作手順

精製手順は、貴重な、または潜在的に感染性のあるサンプルの安全で再現性のある取り扱いを保証するために設計されており、溶解、結合、洗浄、溶出の4つの段階から成ります。プロトコール次第で、水または改良TEバッファー（バッファーATE）30 µl～400 µlの異なる溶出量を選択できます。

QIAsymphony DNA Investigator Kitを使用して処理できるサンプルの種類が非常に多様であるため、特定のサンプル用に最適化されたさまざまな異なる前処理もあります。サンプルは、200 µl、500 µl、1000 µlのいずれかの合計容積でプロテイナーゼKおよびBuffer ATLの存在する変性条件の下で溶解します。

法医学サンプルに特異的な問題に対処するために、可能な限り最高の初回通過成功率を保証するサンプル調製プロトコールを開発しました。高度なプロトコール（ADV）は、最も難しいサンプルから純粋なDNAの収率を最大化するために、加熱した結合段階と増加した結合時間を使用します。高効率（HE）プロトコールは、接触サンプルやその他の低濃度のテンプレートサンプルから十分なDNAを回収するという問題に対処しています。TopElute Fluidは、これらの難しいサンプルの感度を最大化します。異なるリファレンスやケースワークのために利用可能な高効率の、幅広い法医学プロトコールを下の表に記載します。

QIAsymphony DNA Investigatorプロトコール
プロトコール	溶解量のオプション	向上した結合	溶出量	TopElute Fluid
リファレンス	200、500 µl	いいえ	100–400 µl	いいえ
ケースワーク	200、500、1000 µl	いいえ	100–200 µl	いいえ
ケースワークADV	200、500、1000 µl	はい	100–200 µl	いいえ
ケースワークHE	200、500、1000 µl	いいえ	30–80 µl	はい
ケースワークHE ADV	200、500、1000 µl	はい	30–80 µl	はい

アプリケーション

QIAsymphony DNA Investigator Kitを使用して得た高品質DNAは、法医学、生物兵器防衛、バイオセキュリティ、その他の以下のようなヒト個人識別アプリケーションで直接使用するのに適しています。

フィンガープリンティングや父子分析などの遺伝子型決定
微量のサンプル（犯罪現場など）からのDNA精製
レファレンスサンプルのルーチン分析

裏付けデータと数値

磁性粒子の効率的な処理

QIAsymphony SPは、磁性粒子を含むサンプルを以下のように処理します。ロッドカバーで保護されている磁性ロッドがサンプルを含むウェルに入り、磁性粒子を引き付けます。カバーの付いた磁性ロッドは別のウェルの上方へ位置をとり、磁性粒子を放ちます。QIAsymphony SPは、24個の磁性ロッドの配列を持つ磁性ヘッドを使用しているため、24個のサンプルを同時に処理できます。サンプル処理中は、手順1と手順2を数回繰り返します。