TissueRuptor II

• 様々なタイプのサンプルを迅速かつ効果的に破砕
• ディスポーザブルプローブでクロスコンタミを最少限に
• ディスポーザブルプローブで時間を節約
• プローブは透明なのでサンプル破砕を目視で確認可能
• QIAGEN サンプル精製キットの前処理として対応確認済み

TissueRuptor II はローターステーター型のハンディータイプのホモジナイザーで、幅広いアプリケーション用にヒト、動物、植物サンプルを迅速かつ効果的に破砕します。TissueRuptor II の透明なディスポーザブルプローブはクロスコンタミのリスクを最小限に抑え、またサンプルの破砕工程を目で確認することができます。ディスポーザブルプローブを使用することにより、各サンプルのホモジナイゼーション後にプローブを洗浄する必要がないため、時間も節約できます。

TissueRuptor II の機能は、従来のTissueRuptorと同一です。

QIAGEN ではTissueRuptor II と実績のあるQIAGEN サンプル調製用キットとの組み合わせを検証しました。TissueRuptor II を用いたサンプル破砕により核酸およびタンパク質の収量を最大化でき、PCR、ウエスタンブロット、酵素アッセイなどのダウンストリームアプリケーションで良好な結果が得られます（図 “ リン酸化タンパク質の精製 および “ PCRで良好な結果”）。TissueRuptor II を用いた破砕とホモジナイゼーションは、殆どの組織で従来のローターステーター式ホモジナイザーに匹敵する結果が得られます（図 “高いRIN値を持つ高純度RNA”）。TissueRuptor II を用いた組織サンプルの効果的な破砕により、QIAGEN核酸精製用キットを用いて高品質なDNAおよびRNAを再現性高く精製します（図 “高いRIN値を持つ高純度RNA”、 “再現性と品質の高いゲノムDNA精製” および “動物組織の効率的な破砕とホモジナイゼーション”）。

ジェノタイピング、遺伝子発現解析、プロテオミクスにおける実験ではDNA、RNA、タンパク質を確実に高収量で得るために生体サンプルを効果的に破砕する必要があります。TissueRuptor II システムは、生体分子を完全に遊離するため、迅速かつ完璧にサンプルを破砕し、さらにQIAGEN 製品（表参照）を用いて容易に精製を行なえるよう、同時にサンプルをホモジナイズします。

QIAGEN はサンプル採取からDNA、RNA、タンパク質の精製および解析までのトータルソリューションを提供しており、TissueRuptor II はその破砕工程を構成しています。サンプル破砕と生体分子の精製が一緒になった至適化済みのプロトコールにより、迅速かつ効率的なワークフローを実現します。さらに、ロースループットからハイスループット数のサンプルから生体分子の精製と解析を行なう各種自動化用製品も取り揃えています。

QIAGEN はまたRNA 安定化のための RNAprotect Tissue Reagent およびDNA、RNA、タンパク質を安定化するための Allprotect Tissue Reagentもお届けしています。これらの試薬中に採取した組織はTissueRuptor II で容易に破砕することが可能です。

TissueRuptor II はハンディータイプのホモジナイザーで、TissueRuptor Disposable Probe を装着して使用します。プローブの刃の高速回転により生じる乱流と機械的剪断の組み合わせがサンプルを破砕、ホモジナイズします。ヒト、動物、植物組織などのサンプルを処理します（植物組織の破砕は難しいので TissueLyser II を推奨）。スタートサンプルから核酸あるいはタンパク質を遊離するためには、通常、最高速度でわずか30 秒の破砕操作で十分です。

TissueRuptor Disposable Probe はプローブを再利用するための洗浄が不要なので、時間を節約しクロスコンタミを回避します。さらに TissueRuptor Disposable Probe は透明なため、サンプルの破砕工程を目で確認することができます。

TissueRuptor II は、凝固血液を含むヒト、植物、動物サンプルを迅速かつ効果的に破砕します。破砕後、RNA、DNA、トータル核酸、タンパク質はQIAGENキットを用いて精製可能です。