Cat. No. / ID: 333955
QIAseq Multimodal Panels は、DNA およびRNA のターゲットエンリッチメント用のライブラリー調製が同一ワークフローで可能です。2つの別々のワークフローが不要なため、ライブラリー調製にかける時間を最小限にすることができ、複数バイオマーカー探索のために、貴重なサンプルを最大限に生かすことができます。
カスタムパネルでは、遺伝子のエクソン領域、ホットスポット、SNP、イントロン、プロモーター領域、ブレークポイントに基づく既知の融合遺伝子や新規融合遺伝子の解析を目的としたパネル設計をすることができます。 お見積もり、お問い合わせは こちら 。
NGSの試薬、装置およびバイオインフォマティクスの進歩により、生体サンプル中のDNAとRNAの変化について効率的に調べることが可能になっています。しかしながら、従来法では抽出後のDNAとRNAを別々のワークフローでライブラリー調製する必要があり、これには次のような課題があります。
現状の課題を克服するために、QIAseq Multimodal Panels は、全核酸(DNA+RNA)から、Unique Dual Index (UDI) に対応した DNA や RNA イルミナシークエンサー用ライブラリーを一つのワークフローで構築します。さらに、低収率、低品質な生体サンプルでも使用できるよう設計されています。
QIAseq Multimodal Panels のワークフローにより、わずか一日でシークエンシングに使えるライブラリーを作製できます。ライブラリーのインサート長はおよそ150 bp なので、FFPE 由来サンプルのような低品質サンプルにも高い互換性のあるワークフローとなっています。
QIAseq Multimodal Panels を使用すると、全核酸から一つのワークフローで DNA や RNA のバイオマーカーを正確に検出できます。QIAseq Multimodal Panels の DNA と RNA のバイオマーカーを同時に検出するワークフローで得られる結果の正確性は、2つの既存製品(QIAseq Targeted DNA PanelsとQIAseq Targeted RNAscan Panels)による別々のワークフローとの比較データによって示されています。
QIAseq Multimodal Panels を使用すると、一つのワークフローを用いて、全核酸から下記のようにさまざまなバイオマーカーを調べることができます。全核酸は、QIAseq Multimodal Panels 用に最適化されたプロトコールにより精製可能です。全核酸の精製プロトコールは、QIAseq Multimodal Panels のハンドブック内に記載されたリンクより入手可能です。
DNAから:
RNAから: