QIAsymphony mericon Bacteria Kit

• すべての食品および環境サンプルからのバクテリアDNA分離に最適
• グラム陰性菌あるいはグラム陽性菌から1種類のプロトコールでDNA分離
• 阻害物質の混入がないので、ダウンストリームのアプリケーションにすぐに使用可能な病原体DNA
• 手作業時間の短縮で実験操作の効率化
• バーコードによりサンプルと試薬のトラッキングが容易

QIAsymphony mericon Bacteria KitはQIAsymphony SPでの使用に特別にデザインされ、 mericon Pathogen DetectionリアルタイムPCRアッセイとの使用のために至適化されています。QIAsymphony SPに最大96サンプルを同時にロード可能です。サンプルは24バッチでの処理が可能でバッチあたりの処理時間は53分です。

各キットには360回反応分の試薬とアクセサリーが入っています。試薬は開閉可能な試薬カートリッジでお届けし、最高のフレキシビリティーを実現します。

本キットは、モジュール式 QIAsymphony RGQシステムの一部であるサンプル調製用装置QIAsymphony SPでの使用に特別にデザインされています。自動化用プロトコールにより食品、動物飼料および環境サンプルの初代増菌培養液からバクテリアDNAの分離が行なえます。ろ過濃縮したバクテリアもスタートサンプルとして使用可能です。本プロトコールは、グラム陰性菌およびグラム陽性菌からのDNA分離を行なう実証済みの磁性粒子テクノロジーに基づいています。

QIAsymphony SPでのDNA分離テクノロジーは、 シリカゲルベースによる効率的で迅速な核酸精製と磁性粒子による簡便操作を組み合わせています。本プロトコールには、阻害物質の除去ステップを含む短時間の熱溶解操作が入っています。この後、シリカベースの磁性粒子と至適化済みのバッファーを組み合わせて、結合、洗浄、溶出を高い効率で簡単に行なうプロセスが続きます。分離されたDNAは、リアルタイムPCRを利用した病原体検出などのダウンストリームのアプリケーションにすぐに使用できます。

ワークフローの完全自動化はQIAsymphony RGQで行なえ、精製された病原体DNAを含む溶出液は自動的にアッセイセットアップ・モジュール（QIAsymphony AS）にトランスファーされます。これらのアッセイプレートをRotor-Gene Q サーマルサイクラーにトランスファーしリアルタイムPCRとデータ解析を実現します。

バクテリアの増殖培養液あるいは濃縮されたろ過バクテリアの事前処理は不要です。培養液からのサンプルを直接抽出してQIAsymphony SPに試薬やプラスチック製品と一緒にロードします。本装置は病原体DNA分離操作の全ステップを行ない、1回のランで最大96サンプル処理が可能です。本プロトコールは溶解、結合、洗浄、溶出の4ステップで構成されています。ワークテーブルのセットアップは迅速に行なえ、連続サンプルローディングが可能なので手作業時間が最小限に抑えられ、効率性が増加します。

QIAsymphony mericon Bacteria Kitは、リアルタイムPCRに基づいた病原体検出ワークフローの一環として、食品および環境サンプル中の初代増菌培養液から病原体DNAの自動分離を行ないます。